Wednesday, June 11, 2014

フロント問題

今はどこに行くにもノーマルの39フォークを付けてるんだけど、
走りに関してはまるで問題ない。
ブレーキも必要にして充分効くし、見た目だって必要にして充分。
しかし皆さんは忘れてないだろうか?
僕がこういうフロントフォークを作ろうとしていたことを。

33.4フォークより走行性能が良くなった(当時)カヤバの35フォークをベースに
碧南の工場長の全面的バックアップで開発を進めて来た
35鉄アウターフォーク!!
写真のこれは仮のボトムケースで、
現在はアクスルの受けにあたる部分の加工に入っている。
僕はブレーキの引き位置やストロークを調整してるんだけど
これがなかなかうまく行かない。
ブレーキレバーのストロークに対して
ドラムに付いているアームが長過ぎるんだ。
かと言ってアームを短く詰めてしまえば、
引きの関係はよくなるけど
ブレーキの効きはかなり悪くなる。
というよりかなり握力が必要なブレーキになってしまう。
ワイヤーもハーレー式の切りっぱなしのワイヤーをプレートで固定する方法が
より「らしい」気もするし、繊細になったブレーキ周りに合わせて
ホンダ純正のワイヤーみたいな細いタイプに換えた方がいいのか?
その場合クラッチワイヤーもそれなりに細いタイプに換えたい。
こういう細かいところって意外に時間かかるんだ。



元々後ろに引くブレーキだから上側に引っ張るには無理がある。
無理くりでもハーレーらしく上に引くのがいいのか、
ホンダ純正の方法を踏襲して自然に見せた方がいいのか?
上に引くならヤマハのDT400みたいな片ハブドラムを使うと言う手もあった。
それなのにこのフロント周りだけで
特注でスポーク作ってもらったり、安いとは言え新品のリムや、CB450のハブ買ったり
そこそこの金額は突っ込んじゃった。
この時は勉強してなくて知らなかったんだ。
知識って大事だよなあ。

しかしこの雰囲気は悪くないと思うんだけどな。
サクッと付いてるけどここまで仮でやるのも大変だったんだ。


こうやって付いてると自然に見えるけど、
フォークの内側は95ミリ
3.00のタイヤがちょっとキツいくらいな印象。
この狭さでフロントブレーキが入るのは珍しいはず。
なにしろ僕がブレーキ好きなもので。
リムは今付いてる18インチと同じメッキにサンドブラストをかけてある
スポークはメッキのまま、味が出るのを待とうと思う。
やれるのがマテナイ気持ちと、そのまま放置してだんだん味が出るのを待ちたい気持ちが
いつもせめぎ合ってるんだけど、
今回はなるべくメンテナンスフリーに、ガンガン乗って置いておいても真っ赤に錆びたりしない、バイク本来の使い方ができる仕様で行こうと思う。


去年の11月
まだ公道復帰する前の状態はこんな感じ。
今はキックオンリーのリア18インチ。
リアタイヤの方が外径が少し大きくなってる。

この写真の状態ではネック部分が一番高い三角なシルエットだった。
今回はもう少し水平な感じで、さらに走りそうな雰囲気を重視するつもり。
外装は、タンク容量や泥はねみたいな実用的要素も含めてもう少し煮詰める予定。

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