Thursday, December 3, 2015

自宅で作るスポーツスターのボルトオンハードテール その21 コイルケースを作る

現在深夜2時半
こんなの書いてる場合じゃないんだけど
さっき作り物に穴開けてたらドリルの刃が食ってさ
いつもは万力でしっかり固定してるんだけど、ちょっと油断しててさ
今から説明するケースが高速回転して最後はドリルの刃が折れて遠心力で思いっきり飛んで来て手の甲に打ち当たったぜ。
もう痛くて痛くて勝手に涙が出て来るの。
握力なんて10キロもなくなっちゃってさ
それでも溶接の引き金は引けるから黙って作業してたんだけど
腫れて来ちゃって良くなさそうだから冷やしついでにブログ更新
ほら、結構完成して来た感じなんだ。
で、電装を組もうとしててずっと考えてた。
犬号は敢えてのCHのオイルタンクじゃなくてXLHのタイプのオイルタンクを使ってる。
そこでだ、この下の写真にあるようなこんなケース使えないかな。

これはKモデルや初期のXLHに使われていたケース
反対側のオイルタンクとおそろいのデザインでかっこいいんだ。
ただ、セルがないプライマリにピッタリサイズだから
エボスポーツにはエンジンに当たっちゃうかも知れない。

でもこのケースどこにあるのかもどうやって固定するかも全然わかってない。
そこでアイアンに乗ってる島村さん、中條さんに聞いてみるが
どうもけっこう希少な部品らしく簡単には手に入らないらしい。
前にヤフオクで7000円くらいで落ちてたんで
甘く見てたけど「買います!」とか言って「はい三万円です!」
って言われてもぜんぜんおかしくない部品だったようである。
おそろしいことです。
ちょっとホッとしながらネット、それもebayを漁ると


こんなのが出品されてる
これでも何万もするんだぜ

結構単純な形、もしかしてこれ作れねえ?
そしてこの穴でフレームに固定してるんじゃない?



僕はこの中にショーライバッテリーとコイルをしまいたい。

プレスで凹ませてるんだな。
だんだんわかって来た
これは一段穴開けて裏に鉄板貼ったらこういう感じに見えるな。

この写真をいただいて

自分のうちにあるレプリカのオイルタンクの写真に重ねて
一番大変そうな右隅のアールが一致してる!
これでサイズがわかる。
オイルタンクの赤いラインで切ればなんとかなるな。
これはいける!
もう説明は不要かな

切って繋いで再び組み立て直すと…
ほら、だんだん似て来たと思わないか?
上が長過ぎるので少し切らないと

ここまで物差しや計測器は全然使わない。
曲尺は使う。角度は重要だから。
でも元の寸法だってわからないんだから
このバイクに一番いい大きさで作るしかないじゃん。

じゃあどうやって実際の形を見ているかと言えば
このやり方はデジタルとアナログの融合と言うか
すごくパーフェクトなやり方なんで、あまり教えたくないんだけど
こうやる。
実物を同列に眺めながら目見当で縦横の比率を決めるのである。
あとは膨大な写真や資料を見る。
僕はアーカイブが大好きで
ネット環境がなくても見られる自分で撮った写真をHDDに保管していつでも見られるようになってる
でも作業中はこうやってならべる以外に資料を見ることはほとんどなくて
作業前に頭にその印象を刷り込んでおくんだ。


つぎはぎだらけの箱を溶接して組み立ていく。
多分プロなら半日でステーまで終わる簡単な作業だよ。

この時は手なんてこれっぽちも痛くなかったんだ。
ああ、半日前に戻りたいよ。

だんだん形になって来た
犬小屋できれいなアールを作れる自信がないので
可能な限り流用して、トンカチで板金しながら溶接して行く。

だいたい良さそうなので
本物みたいにベロを付けて組み立てしやすくする。
本物は同じ板でプレスだけど僕は別部品で。

ほら出来た!
いろんな資料をみてたらどうやら
取り付けはシートポストのステーからと推測。

実際はもう穴も半分あけてある
そう、この穴開けで悲劇は起こったのだ。

痛いよ〜〜


明日ステー類を作ったらまたパテやって塗装
実質今日と明日だけ。
もう三時になった
ということでロキソニン飲んでちょっと寝よう。





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